ここんとこ、簡単なもんばかり作って食べてる理由はね。
今夜は、オリジナル野菜たっぷりソースのべジグラタンだよ。
夜ご飯ミュージック🎶は、今の俺の5日くらいのブームで菊地成孔率いるDATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDENの『ALTAR WAR』
菊地の2011年『ALTAR WAR』は、マイルスがやった音楽上の変革、ジャズとロックとの融合時の音の風景を見事に菊地のテイストで再現(コピーということでなく菊地のアレンジということだ)している。1曲めは確かに、音楽史上の名盤とされるマイルスの『Bitches Brew』を意識し、ここでまさに日本の『bitches brew』が再現されたといってもいいと思う。そして、二枚組のアルバムの二枚目のでは、そこからジャズがフュージョンへと移行していく様子が描かれる。ハービー・ハンコックあり、シャカタクあり、・・・で。さらに明確なテーマを打ち出して、ダンス・ミュージックとも言える軽快なポップ調の「Mirror Balls」で終わる。このアルバムは、アメリカでも評価され、有名なジャズのレーベルIMPULSE !からリリースされている。
(^^)/ Thank You !
お袋ケアの後半の更に後半あたりから、二食にした方が、調子がいいことがわかって二食に切り替えたんだ。間におやつとお茶タイムを入れて。二食の期間も長かったので、今、カムバックして昼をしっかり食べると、夜は、あっさりしたもんや、ちょっとしたもんを食べたいという傾向がまずあるんだと思う。それから、ケア中は二人分(二人量でやってたから、ひとり量にするのにちょっと時間がかかった。いまでもつい二人分くらい作ってしまうことがある)作ってて、お袋に旨いもんや栄養のつくもんを、また、飽きないで食べさせたいとか、ん?この味はと思うようなお袋の味を含めて、自分が今日は何が食べたいかな~(お袋も同じものが食べたいと思うので、原則、ご飯が中心で間に麺類を入れる。食べる時は二人ともしっかり食べる)でその日その日で作っていた。食事はお袋の一日の大事なイベントであったし、よく食べてよく出す方もまた大事なイベントだった。それで、ひとりになって、自分だけの為に作るとなると、モチベーションが下がるというか、俺が食べるだけだし、簡単なもんでいっかなみたいな傾向も出てくる。更に、仕事して帰って作るとなると、これまた簡単なもんでということになってしまうというわけなんだ。でも、世のお母さんたちは、仕事して帰って、食事の準備してる人も多いと思うから、そういうことは言ってられないね。その10年というのは、家事を含める世の主婦の仕事というものを実感としてわかった10年でもあったね。お母さんたち、主婦は偉大なりと思ったよ。ほんとに。そして、俺が自分でだいたい何でも作って食べられるようにしてからお袋は逝ったんだなとあとから思えてきて、そのこともお袋に感謝してる。
なんだ?昨日、アメリカ批判をさんざんしといて、ペンタゴン・ロイヤル・ガーデンだって?いやいや、そこのところが、俺たちの世代のパラドックス!
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhW7Aqp6bOYVdXBBGKks3jgwPYq-hwI1Km6GerMsEYjUnKCjt9jNyLHz0tWyeBuh4k88_HcO_rghv2OyrbxytSCIm9oUNxR8BX5KCwn5OV95xlJsngUlXVEBLtnEnHmrFK38zIJYRGA6uni/s320/%25E8%258F%258A%25E5%259C%25B0ALTAR+WAR1.jpg)
今現在流行っている音楽を聴くのであれば、共有意識みたいな共感があると思うけど、自分のその時々のブームみたいなのは、「そうなんだ。」くらいのもんだとわかっていても、マイルスは不滅だと思うし(マイルスほど繰り返し再盤されているミュージシャンは少ないし、菊地はこの国でまさにマイルスを再現したひとりだから)、共感する人もいるかなと思うところがないでもない。菊地はマイルスに傾倒していたと思うが、マイルスの音楽とは違う。そこが菊地の魅力である(同じことをただなぞっているのでは面白くない)。そして、マイルスは、どうかというなら、ジャズから決して逸脱することなく、独自のスタイルを持って、いわゆるフュージョンにも行かず、緊張感を保ち、音のひとつひとつが研ぎ澄まされ、威厳を湛えかつ、ダイナミックである。もし、興味あったら、マイルスも菊地もぜひ聞いてみて!
今週あたりの俺には、マイルスの変革期と70'Sに似た緊張感やフュージョン交じりで、ポップなダンスミュージックが心地よいのだろう。R.
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