『OUT BACK』という言葉がある。
そして、東北から帰った雨の今日。普通は、今日は雨だから、家でのんびりしようと思うわけだが、敢えて、OUT BACKしたらどうか?!と思ったわけなんだ。洗濯と王様(気分だけはそんな気分で)の手作りブランチを食べて、昼過ぎから愛車に乗り込んだ。パン屋なんかどこにでもあるけれど、美味しいウインナーソーセージを仕入れたので、おいしいフランスパンを買いにちょっと遠くのパン屋へ。雨のドライブを楽しみながら。
そういえば、「マスター。この十年で変わったものはなんだと思う?」と尋ねると、どこそこの何がなくなって、何に変わったと答えた。軽井沢のことを訊いていると思ったからだ。アイホンを指して、「ようするに変わったものは、これじゃないかな。良くも悪くも。」と言うと、「あぁ。それは革命に等しいですよ。」と言っていた。それがもたらした新たな情報化の時代が、良くも悪くも、この十年を変えていて、また、その情報の時代が反映しているのだと俺は思う。
(^^)/R. Thank You !
実は、某自動車メーカーの車の名前だ。どう訳したらいいだろう?と考えると、「表に出ろ(戻れ)!」という訳がいいかなと俺は思った。そして、それも実りがあり、かつて自分が見えなかったものが、見えるようになった、謂わば、『IN BACK』の10年を思った。そうして、俺はここは、OUT BACKでいくべきだなと思ったわけである。いい言葉だなと。
書かないで、写真で語ったつもりだけど。雨の日には、雨の日の光景がある。そういうことをしてこなかったからか、見過ごしていた光景があるかもしれない。いや、見ていても撮らなかった情景、光景がある。写真好きの自分はかつて被写体といえば、人物をとらえることしか考えていなかったと思う。被写体に敬意を持って。10年が写真を撮る俺を変えた。庭に咲く花を被写体としてとらえるようになったからだ。その時の俺にはそれしか撮れなかったから。そして、空景を撮った。先のFukushima Tripで、そのことがいっそうわかった。俺は、その光景にただ憑かれていたと書いたけれども。その光景、その桜には二度と会えないというような気持ちをもったのである。
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