昨晩、 ここのところ聴き返したりして 確認したり、考えていたロックミュージックのこと 特にブリティッシュロックのことを 考えていた。 ハードロックの基本はクリームに発生すると思われる。 しかし ロックミュージックにおける ギターのソロやドラムのソロ インプロビゼーションの展開という手法は ジャズそのものと比べると イントロの延長であったり 後にブルースフレーズによってギターリフの手法を形成する ギターのインプロビゼーションとソロは 各楽器においてテーマの上にメロディをのせて即興するジャズの インプロビゼーションと比べると単調であり、繰り返しが多く あくまで 間奏と伴奏の域を脱していないような気がするのである。 例えばジャズのソロは ドラムであれば ハイハットの響き一つでさえ色調を持ちリズムを刻むというだけでなく深い。 ・・・・・・。 自分はロックはあくまで歌ものと思っているので それでいいと思うのである。 ビートルズはスカッとした抜けるようなクリーンなイメージのポップスロックを構築して、それを量産する。世界のビートルズとして。先に白人ロックの始まりと言ったけれども、その音楽は、アメリカで起こったロックンロールの中から、ブルース系というよりポップス系のものにヒントを得たのかもしれないし、彼ら一人一人の特にジョンとポールの素養であるのかもしれない。エレキギターとベースとドラムを得て、彼らの音楽は開花する。跳ねるようなロックンロールをなだらかな、そして、リズミカルなポップスにして歌って演奏した。しかも、だれもが歌いたくなるような曲づくりで。まるで水を得た魚のように次から次へと曲を作りまくる。 ローリングストーンズは、ビートルズがクリーンな優等生、アイドル的なイメージで売るので、逆の不良のイメージで、少しダートな面でいくことになったのだと思う。曲づくりも、そういうイメージで売る。ゆえにビートルズより、少しディープでダートなポップス系ロックが形成される。これで、ポップス系ロックの大きな両翼が整うことになる。 当時、まだイギリスロックが若い頃、様々なバンドがあらわれ音楽活動を始める中で、特に特出したビートル...